《2020-2012更新記録》

2020.04.12
佐原に転居して1年が過ぎた。
 四季を経験して、ようやく落ち着いてきた。

2019.06.12
14年振りに白川村へ。
 南手前の平瀬温泉に泊まるも、周囲の様子は様変わり。
 大きなステンレンスの浴槽が不思議だった共同浴場は今流の日帰り温泉施設になり、小学校のグランドの片隅のようだった周囲の様子はすっかり変わっていた。
 白川村の風景は変わらないというか、変わり様がないが、ここも観光客の多くは外国人だった。

2019.03.01
東京都文京区から千葉県香取市佐原へ転居。
 もう東京からは出ようと、4、5年前から計画。伝建地区取材で何度か訪れている佐原をねらっていたがようやく実現。所用で都内へ出るのは高速バス(約1.5時間)。

2018.09.24
9月16日、オーシャン東九フェリーの新造船で徳島へ。
 15年振りに牟岐町出羽島へ。吉良川、安芸、高知、高松を経由して、備前へ。古い旅館に泊まった後、これもたしか十数年振りに閑谷学校に寄る。7日間、総計1,299km。

2018.09.07
7月10日、秋田市新屋、青森浅虫温泉経由で北海道へ。
 函館、 道南、千歳経由で、根室へ。屈斜路湖周辺から苫小牧、商船三井フェリーの新造船「さんふらわ・さっぽろ」で大洗着。11日間、総計2,556km。

2018.01.10
2017年8月10日、新庄、男鹿経由で青森、それから北海道。道南を回り、帰京。
10月12日、京都国立博物館の国宝展へ雪舟の6点を見に。
12月23日、神戸から宮崎行きのフェリーに。
 油津、極楽温泉、小林を経て人吉の定宿へ。その後、阿蘇を回って熊本へ。帰りは、兵庫県三木市経由。2,449km。

2017.06.01
5月、京都に行く途中、長野県飯田の大平宿に立ち寄る。1970年に廃村となった村だが、1983年の第7回全国町並ゼミの大会で泊まったのが最初。その後二、三度近くに行くと寄っていたが、久しぶりの訪問。もちろん無人の集落。意外に建物が残っていた。
 以前から大平街道を通るたびに気になっていた蘭(あららぎ)の橋本屋に宿泊。他に泊まり客はいなかったので静かに過ごせた。
 朝、妻籠宿に寄ると、ぽつりぽつりと道行く旅行者は、ほとんどが妻籠の宿泊客で外国人だった。そのあとの京都ではどっと疲れがでた。

2017.04.08
3月25日、博多国際ターミナルからカメリアラインのフェリーで釜山へ。慶州、安東、大邱と慶尚道を回り、仁川、ソウルに寄って帰国。リュックを背負ってモーテルや韓屋ゲストハウスに泊まりながらの7泊8日。彼地に詳しい方の同行で、異国の面倒はほとんどなく楽しめた。
 韓国の歴史的町並みとも言える、世界遺産の良洞村や河回村を訪れるのが一応の目的ではあったけれど、仏教寺院とはひと味違う儒教の建築や空間に興味を持った。

2017.01.20
12月27日、久しぶりに冬タイヤを履いて北上、夏に続き今度は冬の北海道へ。途中、盛岡、鹿角から後生掛温泉に寄ったら、すぐ近くに秋田八幡平スキー場があった。雪質もいいようなので、せっかくだからとスキーをレンタルしたが、数えてみれば、17年ぶりになる。
 カービングスキーは初めての経験。はじめはそのブランクに愕然として、2、3回リフトに乗ったらやめようかとも思ったが、そこは昔とった杵柄とやら、そのうち馴れてきてあとはソコソコ。小さいときから毎年、寒い思いをして、クタクタになりながら山に登ったことを思い出して、感無量。しかし、これがもう最後のスキーかと感じる。

2016.11.27
8月10日より、仙台、増田、大館経由で青森へ。函館、南茅部を回り、苫小牧から商船三井フェリーで大洗へ。折からの台風11号の影響で、苫小牧港に12時間ほどカンヅメにされる。10日間1,675km。
 10月、掛川、三島。
 11月15日、神戸から阪九フェリーで門司へ。穏やかな瀬戸内海航路。小倉、萩で用事を済ませ、山陰を東へ。大田、広瀬富田城、倉吉、竹野、宮津、伊根から、三方、若狭、彦根を回り、岐阜から一気に帰る。9日間1,984km。

2016.07.10
6月9日よりイングランドへ。“The World’s First Garden City”であるLetchworthを訪ねるのを一応の目的に、39年振りのLondon。かつて半年ほど暮らしたWest HampsteadのB&Bに8泊。
 街の風景はあまり変わっていないが、暮らしの様子は、当たり前のことだが時代の変化とともに更新されて戸惑うことばかり。日々の生活では時の変化に気づかされることは少ないが、こうしてハッキリ断片化された時間を記憶でつないでみると、その変化をしみじみと自覚させられる。
 折から、EU離脱問題、女王の90回目の誕生日の祝賀、さらにEURO2016フランス大会のスタートなど騒々しい時期であったようだが、市内西北の住宅地をベースにしていたのでさほど喧騒は感じなかった。完成当時に見学したことがあるAlexandra Roadの集合住宅を偶然発見して現状を見ることができた。Hampsted Heathの緑の中も散策。
 2日間は、レンタカーでCotswoldsの田園風景の中を北から南へ縦断。

2016.01.17
2014年11月の福岡県うきは市の田篭に続き、2015年5月に新潟県長岡市の山古志村へ、山村の集落を訪ね回る。6月には、オーシャン東九フェリーで一旦徳島に渡り、瀬戸中央道を北上して、米子、大山へ。初めて大山登頂。その後、海岸線を東進して城崎、豊岡へ、町並ゼミ。1,290km。
2015年7月には、鶴岡、秋田経由で青森に至り、津軽海峡フェリーで函館へ。駒ヶ岳登山ようやく実行。夕張、江別まで足を伸ばし、帰りは苫小牧から商船三井フェリーで大洗まで。1,781km。
 あとは8月焼津花沢、11月甲州市塩山の小田原上条へ。その間、佐原へ何度か。
2015年12月の暮れは、大阪南港からフェリーさんふらわで大隅半島の志布志へ。なんきゅうフェリーで鹿児島湾を渡り、枕崎、坊津。知覧、出水など南九州を回る。日置市の湯之元温泉はお気に入りの温泉だが、今回はタイミングが合わず素通りして北上し、長島から三和汽船で天草へ。「長崎の教会群」が世界遺産候補になって天草、崎津なども昔とは変わってきた。富岡も立派な城が……。その後島鉄フェリーで島原半島へ。雲仙、島原を回り、長崎から帰京。全2,530km。

2014.08.12
知人の旅行に便乗して5名で北イタリアへ。フィレンツェ4泊、ヴェネチア5泊、いずれも下町の小さなホテルをベースに周辺を回る。
 フィレンツェ、サン・ジミニャーノ、アッシジ、ボローニャ、ヴェネチア(トルチェッロ島、ブラーノ島も)、バッサノ・デ・グラッパ、ベローナ、ヴィチェンツァ、8つの町と村のうち6つが世界遺産だった。
 ゲーテの『イタリア紀行』をちょっぴりなぞっりながら、アッシジは中学2年のときに行ってみたいと思った村。ヴィチェンツァでパッラーディオのロトンダを眺め、まったく偶然に自分のなりわいとなった世界で燦然と輝くこの歴史的建築を訪ねるることに至った運命に感慨ひとしお。
 お盆休みの期間に国内旅行など避けて海外にと思いきや、考えてみればこの間は世界中がバカンスシーズン。不思議の町ヴェネチアはホテルのあるエリアはコツをつかんでそぞろ歩きできたが、どこに行っても観光客が多かった。

2014.12.26
奈良県大和郡山市の洞泉寺町の門前は、近世から戦後に続く色町として、かつての遊郭建物がいくつか残る。そのひとつ旧川本邸は今は市が買い取って修理を進めながらまちづくり活動やイベント会場としてユニークは活用を試みている。そこで山陽道の町並み取材の途中立ち寄った。やはり、畿内はバリエーションが豊富。
 その後、生野銀山、竹田城跡、平福、室津、坂越、吹屋など、岡山市を西端に山陽道を行きつ戻りつして回る。
 せっかくの冬タイヤなのでそのまま戻るより北上して、雪がちらついた篠山、美山、熊川宿を経由して30日帰京。

2013.09.26
9月14日、秋田県湯沢へ。前にここで見た気がしていた、茅葺き、瓦葺き古民家、RC造が建ち並ぶ町並みをあらためて探しに来たが、もう見つからなかった。
 気仙街道沿いの岩手県一関市大東町大原には蔵造りが結構残るが、地元では水かけ祭りばかりが注目されて、この町並みがいつまで残っているやら。
 9月20日から、第36回全国町並みゼミ倉敷大会へ。分科会で矢掛まで足を伸ばす。本陣、脇本陣の建物が共に残る、唯一の宿場町という。

2013.07.19
7月8日から一週間、アメリカ東海岸の住宅地視察へ同行。ワシントンDCとNY郊外を回る。アメリカに行くことなどほとんど興味がなかったが、なんの気の迷いか。
 自由行動できる時間もあまりなかったのでワシントンやNYの街もさしたる印象もなし。ただ、NY郊外の住宅地ラドバーンは、このような仕事をしているとやはり感慨深いものがあった。
 米国内では、グローバルデータのWiFi USBをレンタル。780円/日でインターネット接続が無制限。スピードもそれほど落ちなかった。

2013.05.24
『歴史の町並』の2013年版が納品。併せて、伝建協HPの必要な更新も終了。
 今年度9地区が追加され、全国で104地区となる。一昨年は6地区、昨年は2地区の追加だった。これまでは、行ったことがない地区は、京都産寧坂(あえて)、沖縄・渡名喜(遠くて)だけだったが、このところ増えてきて8カ所になる。
 3月に『家とまちなみ』67号の特集「宮脇檀まちなみ読本」をまとめるが、70年代からの当時のいろいろな資料にあたったり、関係者への取材が楽しかった。たまにはこういうのもなければ。
 昨年、まちなみ塾講義用の写真を整理していたら、2003年9月と2011年8月の陸前高田・今泉のほぼ同アングルの写真がみつかった。震災後かつて取材した地域を少し回ってみたが、津波被害地では跡形もなく消えてしまっていて戸惑った。背景の樹木のかたちで位置が特定できたが、震災前の景観が鮮明に記憶に残っているところだったのでショック。

2012.04.17
サーバ移転。動作試験中。