野上彌生子日記

ずっと以前に文京区小石川図書館にあった『野上彌生子全集』の日記を借りて読み始める。確か昭和20年代半頃まで進んだが、度々の返却期限遅延のペナルティで貸出制限されて、以後そのまま中断。
 6年前、神保町田村書店で日記が所収されている全集第Ⅱ期分が手頃な値段で出ていたのを目にして購入。その後2回の引越を経た後も手つかずなままだったが、昨年5月からようやく読み始めた。それも始めっから。
 ちょうど人吉、熊本を廻った帰りに臼杵に立ち寄った今月、昭和40年、彌生子80歳まで来たところ。
 第Ⅱ期全31巻のうち19巻分が日記で、大正12(1923)年から99歳で亡くなった昭和60(1985)年に至る62年間分。

臼杵城址(大分県臼杵市 2025)