紅葉日記

紅葉の「銚子記行」という随筆を読んでみようと、全集所収の第11巻を図書館から借りる。
 「銚子記行」は4頁ほどの短文でどうと言うこともなかったが、11巻は「紀行・日記」編で、紅葉の明治32年、36年当時の日記が入っていた。これが、すこぶるおもしろい。

ついでに、いっしょに借りた本。
 『渡辺崋山集』第1巻「日記・紀行(上)」、『夢声戦争日記』。
 夢声日記は、中公文庫の『夢声戦中日記』が出ているが、これは抄録なので、どのくらいの抜粋か比較するため全文掲載の全集を借りてみたが、これならやはり抄録よりは全文がいい。文庫版の日記全7巻が出ているので、古本屋で探してみる。

象潟

函館から津軽海峡フェリーで青森に早朝到着。岩木山を西に眺めながら東北自動車道を鹿角八幡平ICまで、その後341号を大曲まで南下、湯沢でちょっと買い物をしてから今度は鳥海山の北側をぐるっと回って日本海沿いの象潟へ。
 今は山形県にかほ市の一部。1969年3月、ここの「象潟青年の家」というユースホステルに泊まった思い出がある。寝込んでいたら、突然、国旗掲揚・朝礼のアナウンスで起こされて、慌てて抜け出してきた。

その象潟の中心部では宿が取れず、少し南下して羽越本線の小砂川駅近く、岬の先端にある松本旅館に泊まったが、宿の眺めが、前にも宿泊したことがあった気がした。
 その後、酒田で2泊して自転車で散策していた。

帰りは、仙台に寄ろうかと思っていたが、天気が荒れそうだということで、そのまま常磐道で帰る。

象潟から鳥海山を望む(山形県にかほ市)