紅葉の「銚子記行」という随筆を読んでみようと、全集所収の第11巻を図書館から借りる。
「銚子記行」は4頁ほどの短文でどうと言うこともなかったが、11巻は「紀行・日記」編で、紅葉の明治32年、36年当時の日記が入っていた。これが、すこぶるおもしろい。
ついでに、いっしょに借りた本。
『渡辺崋山集』第1巻「日記・紀行(上)」、『夢声戦争日記』。
夢声日記は、中公文庫の『夢声戦中日記』が出ているが、これは抄録なので、どのくらいの抜粋か比較するため全文掲載の全集を借りてみたが、これならやはり抄録よりは全文がいい。文庫版の日記全7巻が出ているので、古本屋で探してみる。